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双なり天女 解題として 先に・・・。 [落語]

『双なり天女』の原作は トルストイの民話『人は何で生きるか』。
何で生きるか というより 何によって生きることができているのか
という 方が 説話の締めとしては 正しいような気がする。
侊志ん師匠で初めて聞いた『文七元結』も
原案は 中国の民話だそうだ。それを円朝が 江戸噺に書き換えた。
川口松太郎が外国映画を 『鶴八 鶴次郎』に書き換え
それを 成瀬巳喜男が 見事な映画にしているけれど
さぁて 僕の 『双なり天女』は・・・・。
              ※
このトルストイの民話を 幼い頃から 耳・たこになるくらい
語り聞かせてくれたのは 父である。
小学校の高学年になって 本屋で 岩波文庫の棚の前へ
連れて行かれて 「岩波文庫デビュー」として
買ってくれたのも トルストイの『人は何で生きるか』だった。
倅の僕が 四十を過ぎても 結婚はしないし、
安定したサラリーマン生活を 打っ棄るしで
我が父親は 鬱状態から 脱け出せないでいる。
その父のために 挑戦してみた。 それが 本音である。
改めて 思う。この話は 天命庵でも 解き明かし
春日大社の葉室宮司さんの神道祝詞解説にも 在る
『神なる 宇宙と大自然の造化の妙なる運行に
心を 開き 一体化せよ。 取り越し苦労 持ち越し苦労
余計な心配 余計な期待で 心を閉じるな
それこそが 人間の罪 咎(とが)である』
『理屈たれずに まずは  神なる存在に もたれ かかれ』 
そして 『神たる 造化の妙なる運行が示す
実相に 生かされている 活かされている 愛を 見出せ』
以上の 哲学?に僕は ずーっと 幼い頃から 導かれ
長い長い 曲がりくねった 道を 歩き続けているのだと。
それは 遺伝子構造と同じ 二重らせん構造だ。
思考と感情の ボディナイズ・・・・。
なるようになる。いや 今までもそうだったように これからも
そうなるべくように なっていくだろう。
しかし 最早 自分の 心を 創造していく という努力を
無頓着にしていくわけには いかない。
はっきりとした 道筋を 示されているのだから。
『自分にとって都合の良いことだけが ラッキーなのではない。
不都合なことも ラッキーなのだ。
自分を取り巻く全てが 自分なのだから。』
これは 昨日の天命庵 おやさまの おしえである。
僕流に 言えば 以下の如 。
外界から浸透してくる造化の妙と 我がうちなる造化の妙が
浸透しあう 状態を 我が 心 にすることが
死ぬために生きる無常を喜ぶこと。 生の意味を噛み締めて
堪能させて いただこう。僕にとって人生とは そういうものだ。
So it goes ........Hi Ho! ハイホー!  


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優しい光

初めてコメントさせて頂きます。
googleで「天命庵」を検索すると、星野さまの一つ手前に「優しい光」というブログが載っております。
それがご縁で訪れました、香川正(まさ)と申します。
やはり先月28日、天命庵でお話を伺っておられたのですね。
お見かけしたのですが、人違いだと失礼になるのでお声をかけませんでした。
天命庵の事を可なりストレートに書いておられて感心いたしております。
時々伺わせて頂きます。
by 優しい光 (2006-08-02 22:17) 

エイシュン

優しい光さん とお呼びすべきか?
ハイ 今年は かなり 足しげく 天命庵に通わせて頂いております。
私は 現在 暇だということもありますが
まぁ これも いわゆる 今の私にとって必要な というか・・・。
私は 天命庵を 宗教団体とかカルト教団とは 全く認識していないので
かなり ストレートに書いております。
『信仰心を育てる場所やで』というおやさまのお言葉に帰依しています。
こんな 雑駁なブログですが 宜しかったら 今後もお立ち寄りください。
ありがとうございました。
by エイシュン (2006-08-02 22:41) 

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