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今夜は 侊志ん師匠の一席 [落語]

毎月第4木曜日は 四谷にあるライブハウス・コタンで
構成作家の奥山侊伸さん(立川侊志ん師匠)の落語を
夜 うかがいに行く。2月は『繭の時間』が佳境に入っていて
体をパソコンの前から動かすことが できなかった。
奥山さんとは 実は CX『夜は恋人』という深夜番組の
アシスタントディレクター時代にお仕事をしたことがある。
奥山さんのご記憶には 無いだろう。
この『夜は恋人』という番組は 後に『オールナイト・フジ』に
コンセプトをそっくりCXにパクられる。もしかするとパイロット版として
テレコムジャパンは 制作していたのかもしれないが。
まぁ 今流行りの大食いだの B級グルメだの 
ありとあらゆる タイアップを掻き集め 番組化したもんだ。
そんな日々も 懐かしい。「日本の社長のお風呂」なんていう
恐ろしい企画は プロデューサーの水原さんのアイデアか
それこそ奥山さんか 沢口さんのアイデアだったろう。
麻布自動車の社長のご自宅は 天現寺と恵比寿?の境界に在って
広大なお庭の此処からが渋谷区でこっちが目黒区とか
聞いて ゲンナリした記憶が鮮明に残っている。
総檜のお風呂場で 女子大生モデルのレポーターにコメントを
その場で考えて伝える、ぶっつけ本番演出を
入社して1年目の僕がしていたんだから 安上がり極まりない。
渋谷のビッグアップルというセンター街の入り口辺りにあった
ディスコでスタジオMC部分の収録をしていた。
当初は タモリの発掘者の中村誠一さん(サックス奏者!)が司会だったなぁ。
1年先輩の細田さんやチーコメこと植村和世さんは 今頃どうしているかしらん?
日テレの金曜洋画劇場のラストに必ず構成・新貝典子という名前がある。
この新貝さんってあのラジオ制作部の色が白くて細くて、眼鏡かけて
頭よさそうな あの新貝さんなのかなぁ?と 細田さんか植村さんに
いつか訊いてみようと思っているウチに 僕も48歳になろうとしている。

★今晩の落語については 明日 記事にあげませう。
侊志ん師匠の落語は 品がいい。文七元結がお初だった。
抜け雀も 僕は好きだ。今の正蔵も こっそりコタンに来て
ちゃんと立川流も勉強した方がいい。侊志ん師匠のような語り口は
年齢を重ね、人生の土壇場を遣りぬけてこないと滲み出てはこないけれどね。
小朝だって まだまだ 一頃の志ん朝と同じ 臭みが残る。
今の林家正蔵が 祖父の正蔵の 地味だが滋味ある と称される
芸風に なれるとは 想像もできない。
彼の母方の祖父も 釣竿づくりの名人で高名だった。
血筋は 完璧である。勉強の仕方が 悪いのか 頭が・・・。
まぁ いいや 遺伝子だけでもなんとかなるかもしれない。
気長にやるさ。落語家は結局 年年歳歳 磨いてなんぼの芸だからして。
釣竿名人の祖父の何代か前を 長谷川伸が 小説に書いている。
その小説の末尾に 当の名人にも サラリと触れている。
現・正蔵よ 長谷川伸全集ぐらい 君の親父三平師匠ならその
書庫に所蔵しておられるだろうから お勉強すべしだよ。
長谷川伸は 落語でも小説の勉強を習得したんだから。


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