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MIU404 ハッピーエンドの後にもゾッとする [小説]

最終話だというのに志摩と伊吹の冒頭からの対立に
違和感を感じた人は多いと思います。しかも
麻薬でラリッた二人が其々観た悪夢がまるで最悪の結果として物語られ 視聴者はさらに混乱する。
時間の逆流が起こるから パラレルワールドのエンディングだと私は思っていたが
2度目を観たら つまり そういうことだった。
二人の悪夢が陣馬刑事の奇蹟の昏睡状態からの覚醒によって共に目覚める辺りは 野木大将と塚原ディレクター、更には新井プロデューサー其々の腕の見せ所だったわけだ。このお3方は撮影延長になり この不可解な世界の状態に対する彼女たちはタッグを組んで驚くべきバックドアをドラマに仕込んだようだ。
このシステムにシステムエンジニアが仕込む事が可能なバックドアの悪用を同じ局内で つまり『半沢』でパクリやがってという憤りも彼女たちにはあっただろうが
いえいえ どうして 彼女たちの方が3枚ぐらい上手だった。
菅田が演じた久住は 『カラマーゾフの兄弟』次兄・イワンの【大審問官】を伊吹相手に軽々と関西弁で要約してみせる。野木大将の底力を思い知った。お見事。
次兄・イワンの【何でも許される】は後年 ケイオスマジックと呼ばれ 最近 トランプ大統領の戦略補佐官だったバノンによって復活しているが まぁ 碌でもないから近づかない方がよい。バノン自体も今のところ詐欺師として捕まったし 果たしてトランプが助け舟を出すか? まぁ 何でも夢を叶えてよろしいのだが
悪魔に魂を売る契約だけは しなさんな!魂ってのは
三次元宇宙で地球星人以外の知的生命体として生きていく為に必要な乗り物なのですよ。魂さえ持っていれば 別に地球に輪廻転生繰り返す事など無い。バシャールにだってなれますよ。だからケイオスマジックなんぞに手を出している方々は くれぐれも 魂=良心を売り渡すな!

 陣馬刑事の覚醒と志摩と伊吹の覚せい剤からの目覚めが一致する瞬間は とても映画的なマッチングという編集用語がドラマツルギー上でも敷衍し 詩における韻を踏むことによる感情上に眩惑という教育作用を示しえたことだと夏目漱石が生きていたら「それは 画になる!」と喝采したことでしょう。
それにしても 久住と名乗る男は 結局「俺はおまえたちの物語になどなりたくない」と顔を覆うのですが
あの顔が整形後でなければ いずれ身元は割れるでしょうが 彼は自分の戸籍すら社会の管理システムに潜り込んで抹消している可能性でドラマは締めくくられていましたが あのような生まれつきのサイコパスがシステムエンジニアに実在し 自己中心的な欲望を際限なく貪るためにこの世界における管理システムにバックドアを仕込んでいる可能性を サゼスションしてもいたのです。
そして それはいわゆるディープステートたちの実在を婉曲かつ 巧妙にして 我々に 「目を覚ませ」という
揺さぶりをしたのです。
我々の共通無意識レベルにそう訴求していたのです。 恐るべき女女(めめ)たちよ!
レゾンフォンテリブル 恐るべき子供たちとして
映画が生んだ 英雄女神かもしれません。
とにかくおめでとうございます♪ 
covid19に勝ちに行きましょう。

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