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ギリギリセーフ!空海と密教美術展 [美術]

7月に開催以来、行きたいなぁと思いつつも 猛烈な混雑状況が 話題にもなり、しかも 猛烈に暑い中で 切符を購入するにも待ち時間40分というのが続いていましたので どうも 気おくれしておりましたが  谷中の母方の墓参も兼ねて そのまま オーギョーチーを喫し 国立博物館へと向かいました。 

明日がこの企画展の千秋楽ですから 午後でも切符は待ちませんでしたが 入館するまでに 30分は並びました。 明日なんかも凄い人出でしょうな。    しかし 並んで後悔はされないでしょう。 特に 音声ガイド(別途500円)はお勧めです。 空海さんの残された言葉を 北大路欣也さんのいい声でじっくり繰り返し聞きながら 密教のおしえを 目に見せ、感じ 観じさせるための 仏像立体曼荼羅の一端を 体験するのは とても良い時間ですね。 弘法大師・空海の真摯な想いは千年以上の時を超えて その真筆に活き活きと顕われて 芸術家としての偉大な側面が   書など解らぬ私のような者にさえ 文面の流麗さを眺めつつ 圧倒的であり 感動してしまいます。

この偉大な方が 存在しなかったら さぞかし 我が国は どうなっていたか分からんだろうな と 唸りました。 単なる仏教、宗教的にというのではなく、国家鎮護という点で、日本文化の独自性を形成するという点において、 弘法大師・空海が果たし続けているのでしょう。

※パワースポットとかいう やや病的な関心が 流行ですけれど そんなさもしい心じゃあ 勿体ないですぞ。 別に拝んだり祈願してもどうだかなと 思いますが  空海さんという方のとんでもない情熱を千年の時を超えて感じられるという 空海パワーを励みにされるべきかと存じます。そのパワーと我利我利亡者と真逆なる自己犠牲だという事実をきちんと受け止められないような貧しい感受性では ご利益どころか変なモンに取り憑かれたりするやもしれぬので あくまで ご自分の内にある純粋さや 真摯さと再び巡り合えるという 大いなるご利益は期待大ですぞ。そういう意味での パワースッポットかと。 運がよくなるんじゃない。運を掴み取る内なる真摯さを鼓舞させて戴く のでありますな。 世の中には畏敬の念も正しく自己教育する努力もせずに 徒に目に見えない悪霊の霊力なんぞによってシアワセニシテモライタイ・・・なんて危険な思い違いが流行っておりますが それは 危険だから くれぐれもお気を付けくださいませ。とはいえ 大曼荼羅の前に立つと 不思議な感じがゾクゾクっとしますけれどね。 そりゃあ なんか不思議な力があるんでしょうけれど おそらく宝くじに当たるような危険な好運など 弘法大師空海様が衆生にもたらすなんてことは なさらないでしょうな。千年の時を経てもね。

それにしても 芸術の秋にこそ開催期間があってほしかったですね。


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