本門寺、花まつりの桜

お釈迦様・・正確には　釈尊、のお誕生日は　４月８日ですが
池上本門寺さんでは　今日　4月５日日曜日に　お誕生日を祝う「花まつり」
三月末の日曜日に写経会に伺った頃は　まだまだ桜の花の蕾は固く結んだままでした。
一昨日あたりからいよいよ　といったところです。来週の日曜には散るかしらん？
石段の桜も白くけぶっております。　日蓮聖人像前も　花盛り。五重塔が見えてないとおかしいのですが
カメラ位置はなはだ悪く　桜木の陰に隠れてしまいました。
ルンビーニの花の御殿にお生まれになったゴーダマ・シタルッダ、釈尊が「天上天下唯我独尊」と天を指差し
この地上時空に現れた・・・という一齣を　写し出した小さな仏像に　甘茶をかけるのは
はて？４０年ぶりぐらいかな？幼稚園児ぐらいのことでしたでしょうからね。

花は蕾の時には固く結んで天をめざしている。
しかしいざ　咲かんとすると　頭を垂れて　
地にその先を向かわせる。
やげて　ほどけほどけと風と陽光に揺さぶられ　
そうして　ある日　時を得て　爆発するように花は咲く。
人間の才能と運も同様。咲く寸前は　下を向く。
天を目指していた気勢は　今一度、地をつぶさに眺むる如く。
ほどけ　ほどけ　と頑なな心を揺さぶる　佛知見。

花に嵐の喩えもあるさ　サヨナラだけが人生さ
でもありますが　まぁ　散るときはまた　格別な景色も広がるものですし。
ほどけ　ほっとけ　仏様
　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　頑なな　心ほどけよ　はなまつり